2019.08.17

オータムリーグ に向けて〜キャプテンたちの想い〜

8月24日(土)から11月10日(日)にかけて第95回関東大学バスケットリーグ戦(オータムリーグ)が行われます。約2ヶ月半に及ぶ今シーズン最後の戦いであり、さらに12月の上旬に開催される、第71回全日本大学バスケットボール選手権大会(インカレ)の出場を懸けた負けられない大会となります。


今回は2部リーグ所属の慶應義塾大学を代表してキャプテンの#4山﨑に密着した。慶應義塾大は12勝10敗と惜しくも入替戦出場を逃し悔いの残る結果となった。しかし、今シーズンの慶應義塾大は4年生を中心に非常にまとまりのあるチームへと成長した。スプリングトーナメントでは、昨年日本一に輝いた東海大に11点差で敗れたものの、激しい攻撃を繰り広げ、王者を苦しめた。また、「第77回早慶バスケットボール定期戦」では1部リーグに所属する早稲田大との一戦。前半から一進一退の攻防が続き、勝負は最後までわからなかった。最終クォーターで慶應義塾大の#5髙田らの怒涛の攻撃で3年ぶりの勝利を飾った。


   

今シーズンのチームの現状と課題は?

自分と#5髙田を中心に攻撃を仕掛けて早慶戦のような一発勝負には勝ちきることは出来たんですけど、リーグ戦は22試合もあるので自分や#5髙田以外の選手たちがリーグ戦に向けてどれだけ成長出来るかが8月から始まる秋シーズンのチームの課題です。


リーグ戦に向けてチームで取り組んでいる練習や意識して行っていることは?

テスト期間が長かった時期は、全体練習ではなく、個人練習に取り組んでいました。8月の上旬から合宿が始まり、その合宿では技術的な部分だけではなく、身体作りにも力を入れて行っていました。チーム全体として意識していることは春シーズンから取り組んでいるディフェンス、リバウンド、ルーズボールです。あとはリーグ戦は長いので、オフェンスにも力を入れていきたいと思っています。


 

キャプテンのリーグ戦にかける想いとは…

春の目標は早慶戦で勝つことでした。慶應義塾大は、OBがとても多いので就活をしている時も「早慶戦頑張れよ!」と声をかけてもらうんです。色々なところでたくさんの方が応援してくれていること、今までの歴史だったり伝統の積み重ねなので絶対勝ちたいなって思ってました。まず、チームとして春の目標を達成できたことは大きな自信に繋がりました。僕自身の話なんですけど、小2からバスケを始めて、今回のリーグ戦が最後の大会になるので集大成となるような大会にしたいです。あとは、慶應義塾大らしく一生懸命戦って、OBをはじめ応援してくださる方々に一部昇格という結果で応えたいです。


今後のチームの目標は?

自分たちが1年生の頃に2部降格が決まったんですよ。次の年はリーグ戦全勝を目標にしていたんですけど、1試合目に負けて目標達成できないじゃんってなりました笑

そんな経験をしてきたから、全勝ってよりかは1部に昇格できるように、とにかく泥臭く戦っていきたいと思っています。


注目選手、注目して欲しいプレイは?

#6工藤です。早慶戦では30分くらい出場していて、オフェンスでたくさん活躍するって選手ではないんですけどリバウンドやルーズボールをとても頑張る選手なので、チームにとっては必要不可欠な存在ですね。


慶應義塾大は高さはないものの、スピードのあるオフェンス展開が特徴である。練習に取り組む姿勢はとても熱心であり、互いに声を掛け合っていた。キャプテン#4山﨑は「2部リーグの中で自分たちが絶対に勝てると言える相手はいない。常にチャレンジャーであることは自分も含めてチームメイトも理解しているので、泥臭く慶應義塾大らしいバスケットでどうにか1部昇格を果たしたい。」と語った。開幕戦は、明星大と国士舘大である。好調なスタートを切って、彼らの1部昇格をかけた熱いプレイに注目だ。

写真提供:Basketball of Japan  魁生佳余子

Writer
宇留島 萌(ウルシマ モエ)

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