2021.09.10

2年ぶりのオータムリーグ ~明星大学岡田選手インタビュー~

今年度、開催が決定した第97回関東大学バスケットボールリーグ戦(通称:オータムリーグ)。

2年ぶりの開催となるリーグ戦となる中、

注目校のキャプテンに意気込みを聞いた。


第1回は明星大学、岡田泰希選手だ。


明星大に進学された経緯を教えてください。


理由はやっぱり明星のスタイルに惹かれたことですかね。

1対1じゃないですか、明星のスタイルって。それが面白いなーって思って。

先に、今学生コーチをやっている淳友(菊池 敦友 4年)が明星大に進学することが決まっていたので相談しながらやっていたら、柴山さんが獲ってくれました。


岡田さんは下級生時から出場機会が多かったですが、当時を振り返っていかがですか?


大学に入学したときから、プロになるって目標があって、プロになるなら1年生の時からインパクトを残してやろうとは思っていて、そこで3P王を狙おうと決めました。監督からも狙っていけと言われましたし、確率が悪い中でもチームとして打たせてくれていたので、チームメイトには感謝していますし、自信になりましたね。

個人として他にも、岡田さんは特別指定選手として3年連続愛媛でプレーされていますが、それはご自身にどのような影響を与えてますか?

 

地元のチームの愛媛さんに誘っていただいたましたね。一年の時には体が全然ついていけなくて、また次の年には別の課題がでてきて…の繰り返しで。学年それぞれで課題、発見がそれぞれ異なるので、とても価値がある経験をさせてもらったと思っています。


チームメイトの福田さんも、今回特別指定を八王子で経験されましたが、特別指定選手の先輩として、変化は感じますか?

 

やっぱり体つきは大きくなっていますね。あとはプレーの幅かな。プロに進んだら彼はSFのサイズになるので、ドライブを練習で意識してやっていたり、アウトサイドのプレーを多くしたり、チームが求めるプレーもしながら、自分の将来を両立させているところは、やはりプロを経験したからなのかなとは思います。



それでは、昨シーズンのことをお聞きします。

創部初のインカレ出場などがありましたが、簡単に振り返っていかがですか?

 

4年生だった新田さん(新田嵐、桐光学園、21年卒)だったり、自分や晃平(福田晃平、厚木北、4年)とかの試合経験が豊富なメンバーが多かったので、絶対にインカレには出場しなきゃいけないとは思ってました。


初のインカレの感想は?


初戦の大阪学院大が棄権したことでいきなり専修大との対戦だったんですけど、圧倒されましたね。前半までは良かったんですけど、後半、相手のディフェンスが対応してきたところで攻めきれなくて。逆に相手はどんどん攻めてきて押し込まれて。それは1部との差なのかなとは感じました。

 

インカレを経てチームとしての変化は感じましたか?

 

コロナで練習が全然できなかった状況で、少ない時間で仕上げていかなかいけないところを、チームの共通意識として持てるようになったことは収穫でした。あとは練習一つ一つに対して、向き合い方も変わったので、それが去年の結果に繋がったと思います。


今シーズン、スプリングトーナメントは東海大に負けて幕を閉じましたが、振り返っていかがですか?


昨シーズンの王者と戦えて、フィジカル、ディフェンス、ここは差をめちゃくちゃ感じましたね。前半は戦えていたんですけど、、後半はインカレの専修大戦と同じで攻めづらくなって…。40分間戦い続けられるようにすることは課題ですね、チームとしても、個人としても。


トーナメントが延期になったことはどのような影響がありましたか?


正直、2か月延期は凄くありがたかったですね。例年のGWの時期だと、タケ(加藤嵩都、東北文化生活大、4年)、晃平も怪我していたので。結局晃平はトーナメントには間に合わなかったんですけど。


調整面ではどうでした?


最初がひどすぎたので、そこまで調整も苦労はしなかったですね。


2年ぶりのリーグ戦ですが、意気込みは?


リーグ戦は精神面も肉体面も凄くキツイ大会なので、そこは経験している代が自分たちしかいないからこそ、他のメンバーをサポート、引っ張っていきたいとは思っています。

 

トーナメントを経て、現在リーグ戦に向けてどんな課題を修正していますか?

 

スタミナ、出られる選手が少ないってことがうちのチームの課題です。7人くらいで回していたんですけど、それをリーグ戦では10人でローテーションできるようにしたいなとは思って取り組んでいます。

単純に選手層が厚くなれば、休める選手も増えますし。トーナメントみたいな短期間でなく、リーグ戦っていう長丁場を戦っていく上では重要だと思っています。


リーグ戦を戦う上で、ポイントはどこだと思いますか?


まず、今年の目標として優勝を掲げています。例年より少ない試合数で優勝狙うなら、どの試合も絶対に負けられない。そういう緊張感がある中で戦い抜くには、自分たちのスタイルを貫き通すことは大切だと思います。


最後になりますが、明星大の注目選手を挙げてもらえますか?


加藤嵩都ですね。一番信頼できるプレーヤーですし、タケのドライブからの展開はうちの強みの一つなので。


番外編

番号を7から29に変更された理由ってありますか?


全然無いです。(笑)

まず高校時代3年間6番だったので大学でも6番が良かったんですけど、先輩がつけていたので7番にしました。そこから3年間7番をつけていたので7番が良かったんですけど、明星大のルールとして29番がキャプテンの番号らしくて。新田さんも2番から29番に変更しましたし、分かりましたって感じで29番着てます。(笑)


柴山監督はどのような方ですか?


面白いです。変な緊張感もなく話せますし、CSParkの解説見てる通りで。(笑)


昨年創部初のインカレ出場を果たした明星大。

2部屈指のオフェンス力を誇る超攻撃的チームが、今年はどんな風を吹かせるのか注目だ。


Writer
谷嶋 瑞希(ヤジマ ミズキ)

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