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【第99回リーグ戦 注目選手】日本体育大学#9 大森尊之手
スプリングトーナメントではその爆発力でチーム危機を幾度となく救い優勝に大きく貢献した大森尊之選手。
下級生中心のチームの中で3年生の意地を見せる大森選手にお話を伺った。
――小林高校から日本体育大に進学した理由
小林高校のバスケットスタイルが堅守速攻で、日本体育大学のバスケットを観たらプレースタイルが同じだったので、全国で闘いたいっていう気持ちも持っていたので進学しました。
――昨シーズンはどういうシーズンだったか
昨シーズンは、6月・7月の関東新人と全国新人でBチームからAチームに上げてもらえて、そこで初めて試合に出させていただいて、それでも3・4年生が加わると試合に出られず悔しい思いをすることが多かったんですけど、そこで去年のキャプテンの古橋正義さんからお叱りの言葉をいただいて、そこから毎朝シューティングに行ったりなど自分の中で変わり始めて3月の遠征でそれが実り始めて、日筑定期戦で点数が取れたという感じです。
――スプリングトーナメントを振り返って
最初は、初めての公式戦だったこともあり緊張して堅い部分もたったんですけど、徐々に緊張がほぐれていって自分のプレースタイルを確立してやれたっていうのが1番大きいと思います。それと、支えてくれている学生コーチであったりスタッフのためにも頑張ろうっていうのがあったので、それで戦い抜くことができたって感じです。
――シックスマンとして意識してることは?
自分はシックスマンやるのが初めてで、最初はどうすればいいか分からなかったんですけど、自分の中での武器っていうのがドライブだったり点を取ったり、感情を出してチームを盛り上げることなので、チームの雰囲気が悪いときは日体大らしいプレーを出してチームに勢いを付けていくっていうのが自分の中ではシックスマンとして意識してやっていました。
――リーグではどういったことを意識したいか
リーグ戦は勝っていかないと意味がないので、勝ちにしっかりこだわっていって、個人としてではなくチームとしての勝利っていうのを目標に掲げて、その中で自分のプレースタイルを貫くことができればおのずと結果が出てくると思うのでそういうところを意識してやりたいと思います。
あとは、重い病気になってしまった中元優二郎(3年、#0)のためにも、リーグとインカレを優勝っていうプレゼントをしてあげたいので、そいつの気持ちも胸に頑張っていきたいと思います。
――リーグを勝ち抜くために欠かせないことは
チームメイトの信頼もそうだと思うんですけど、長いリーグ戦で気持ちが切れてしまったら負けが続いてしまうと思うんですけど、そこで自分たちの目標をぶらさずにやるっていうのと優二郎のためにというのをぶらさずにやっていくっていうのがリーグを乗り越えるためには必要かなと思っていて、あとは個人の練習の量であったりケアっていう一人ひとりの意識の高さが勝利に繋がっていくと思います。
――チームの現状
関東新人戦で3位と全国新人でベスト8っていう結果で下級生たちも悔しかったと思いますし、3・4年生もそれを間近で観てて悔しいと思ったので、関東新人と全国新人でとれなかった王座を獲るために、活気あふれる練習であったり、試合に出るメンバーがまだ決まった訳ではないので競争し合っていい雰囲気で練習できていると思います。
――下級生が主力となる中でチームが崩れない理由
試合に出れないっていうのは、自分の実力不足だと4年生も理解していて、それで自分にチャンスが来たときにどうアピールするかっていうのを考えていると思います。なので、別にモチベーションが下がるというのはなくて、逆にそれを糧にして練習に励んでいるというのがチームが崩れないポイントだと思いますし、スタートが3年生以下なんですけど、彼らもスタートメンバーにふさわしいくらい頑張っているので、お互いに認め合っている部分、信頼し合っている部分が崩れないポイントだと思います。
――自身の目標
大学でタイトルは全て取りたいと思っていて、先にあるBリーグっていうのを意識しながら個人でも得点とかを取っていければBリーグに繋がっていくと思うので、そこを目指して頑張っていきたいです。
――日本体育大学の注目選手
1番はムトンボ・ジャンピエールです。去年のリーグで負け越していたのは彼がいない期間だったので、彼の影響力っていうのはチームにとって大きいので彼が1番の注目選手です。あとは、キャプテンの永野雄馬さん。キャプテンとして背負っているものも大きいと思うので、雄馬さんの活躍なしては日体大が勝つことはできないと思っています。
2年生の早田・石川・西部・月岡の4人。トーナメントの優勝も2年生が絡んでいたので2年生が鍵になってくるんじゃないかなと思います。
――リーグの目標
リーグ戦は全勝して優勝するっていうのが日体大だと思うので、1戦も落とさずに一戦一戦勝ち切って、ケガ人出さないで全員で勝ち切りたいっていうのが自分の中にあって、みんなのなかにもあると思うので一戦一戦闘って、優勝したいです。
スプリングトーナメントでは快進撃を続け見事優勝に輝いた日本体育大学。
リーグ戦でもその勢いで優勝を掴むことができるか。