2023.04.05

【トーナメント注目校】青山学院大学キャプテン 野本康悟選手

第72回関東大学バスケットボール選手権大会、通称スプリングトーナメントの開幕と共に、大学バスケの2023シーズンが幕を上げる。

スプリングトーナメントはその名の通りトーナメント形式の大会であり、一発勝負で関東の王者を決める。今回は、注目校10校のキャプテンに話を伺った。


第1回は、下級生時から青山学院大の主力としてチームを支え、今期はキャプテンとしてチームを引っ張て行く野本選手だ。


--自己紹介をお願いします。

青山学院大学、4年の野本康悟です。


--大学3年間を振り返ってみていかがですか?

自分が入ってからヘッドコーチが吉岡さんに変わってやっていく中で、年々勝てない時期が続くというかチームとしても上手くいかなかったので他の大学に比べたら大変な3年間だったのかなと思います。

変化としては、考えることが増えたと思います。高校までは自分が思うようにプレーしていたところがあるのですが、大学に入って周りのこととかを考えてプレーすることが多くなったと思います。

 

--昨シーズンを振り返っていかがですか?

負けが続いていくなかでどうやって立て直すかっていうのが大事だったと思うんですけれど、上手く立て直すこともできず、結果的に2部に落ちてしまったのですが、その経験が今年活かせると思っていて、経験を無駄にしないように今年はやっていきたいです。

 

--野本選手がキャプテンに就任された経緯を教えてください。 

去年から吉岡ヘットコーチであったり、アシスタントコーチだった方から自分が引っ張るつもりでプレーでも生活でも意識していかないとダメだよっていうのは言われていて、なかなか上手くはできなかったんですけど、新チームになって4年生で話し合って自分がやるっていうのを伝えてキャプテンになりました。

 

--野本選手が思い浮かべる理想のキャプテン像とは?

もちろん厳しくするところは厳しくするんですけど、硬すぎるのも良くないと思うので、コミュニケーションは多くとるように意識して、厳しくするところは厳しくできるバランスのとれたキャプテンになりたいと思います。

 

--チームの現状はどう捉えていますか? 

おそらくこれは全員が感じていると思うんですけど、2月3月とやっていくなかで練習の成果が着々と出てきているので、吉岡ヘットコーチのやりたいバスケットがだんだん浸透してきていると思うので、それをトーナメントで発揮出来たらいいと思います。


--青山学院大学が勝つために欠かせないことは何だと思いますか?

今のチームはとにかくディフェンスで守って、走るっていうのが理想の形なので、体力ない選手であったりディフェンスができない選手は試合に出れないですし、逆にオフェンスが上手くない選手でもディフェンスでハッスルしてトランディションで走れる選手はプレータイム延びてくると思うので、走るところとディフェンスのところっていうのが無かったら絶対に出れないですし、自分たちが勝つのに一番重要なポイントだと思います。

 

--野本選手自身の将来のビジョンというのはどのように描いてますか?

実業団に進みたいと思っています。

 

--青山学院大学の注目ポイントを教えてください。

堅いディフェンスから走るっていうのが自分たちの理想の形ではあるので、そこが今強みになりつつあるのでそこを特に注目してほしいです。

 

 --青山学院大学の注目選手を教えてください。

新3年の進 翔太と新2年の新井 翔太です。2人ともバスケットに関しては凄いもの持ってると思うんで、去年のリーグでもそうだったんですけど、プレーでもチームを引っ張ってくれてはいたけど、メンタル的な部分でまだ波があったので、そこを本人たちに気づいてもらってチームを引っ張ってもらえるような存在になってほしいです。



--最終学年としてトーナメントに臨む意気込みをお願いします。

トーナメントもそうですし、リーグ・インカレとすべて最後になるので、一つひとつ悔いなく、自分たちのバスケットをすれば結果もついてくると思うので、とにかく自分たちのバスケで一つひとつの大会を悔いなく終わらせたいです。


昨年は悔しい結果となった青山学院大学。シーズン初めの大会となるスプリングトーナメントでいいスタートを切ることができるか、注目だ。

Writer
松村 昂(マツムラ コウ)

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