2022.06.03

【新人戦注目校】中央大 小川翔矢選手『2年生としての責任感』

 6月6日からルーキーズトーナメントが開幕する。これからチームを牽引する新世代の台頭が期待される本大会。今回は前回大会上位4チームの新人戦キャプテンにインタビューを行った。


 第2回は中央大の小川翔矢選手。高い得点能力を誇るスコアラーとしてチームの得点を支える。その才能は大会を通すごとに確実に開花している。新人戦のキャプテンとして中央大優勝の鍵を握る小川選手にお話を伺った。



――中央大学に進学した経緯を教えてください。

地元の島根から北陸行って北陸から中央大学に言った先輩がいて、その先輩が教育実習で北陸に来てくれたときに色々お話して、高2のウィンターカップが終わった時くらいに中央大学の松山監督から推薦頂いたので、そこで行くことを決めました。その先輩とは全部一緒で、僕も島根から北陸行ってと、同じルートだったので、少し憧れもあって行きたいなって思いました。


――前回の新人戦とトーナメント戦を振り返ってみていかがですか?

去年から試合には絡ませてもらってはいたんですけど、あまり戦力になれなかったので、出させてもらえたらいいかなってくらいで考えていて、今年からちゃんと試合に絡み始めて、自分がシックスマンとかで試合に出て点を取るという仕事を与えられました。新人戦ではその仕事を全うすることができて、その結果3位まで行けたので良かったです。トーナメントでは、あまり自分が思うようにプレーできなかったし、結果も8位で終わってしまったので悔しかったです。

シーズン始まったばっかりでまだこれからというところはあるんですけど、大会を通して自分的に自信はだいぶつきました。


――高校と大学の違いを教えてください。

戦術とかは高校に比べて全然違います。また、大学では細かいところまでやっているから本当に勉強になってます。

この新人戦で上の立場になって教える側になったので、戦術をより深く理解して教えなければならない立場になったので、そこはちょっと大変です。


――新人戦に向けてどのような練習を行っていますか?

日本体育大学が山なので、そこに向けて相手の留学生をどうやって止めるかを今みんなで話し合って作戦を練りながら、日体大にピークが持っていけるようにしています。

日体大には同期の北陸高校出身の選手がいるのでめっちゃ燃えます。


――小川選手が新人戦のキャプテンに就任された経緯を教えてください。

練習を組み立てたりチームまとめたりするのは西村がやってくれてます。自分はあまり話すのが上手じゃないので、西村に自分の考えを話して西村に言ってもらったりしてます。試合中は二人で話してやらないと、どっちかいないと苦しくなる状況があるので、そこは二人で上手くやっていこうって感じです。

――学年が上がったことでの変化はありますか?

自分の中で、焦りがずっとあったんですけど、前回の新人戦で自分のプレーがちゃんとできて、プレータイムも延びたこともあって、そこから自分が思うようなパフォーマンスができるようになってきました。そのこともあって、2年生になってさほど変わったことは無いんですけど、責任感は持つようになりました。

この新人戦で自分たちが上級生になっていて、自分たちが崩れてしまうと1年生も崩れてしまうと思うので、自分たちがプレーに余裕を持たないといけないっていうのは2年生みんなに言っています。試合の経験値がみんな足りないので、そこは頑張っていきたいです。


――新人戦への意気込みをお願いします。

日体大が山ではあるんですけど、初戦から集中して入りたいです。

試合を重ねるごとに成長していって、最後優勝という形で終わりたいです。前回の新人戦のとき、最初の2試合はチームとしてまとまってなかったんですけど、試合を重ねるごとに良くなっていったので、今回の新人戦でも、試合を重ねて収穫を得て、またこれからのシーズンに入っていきたいです。


――注目選手を教えてください。

久岡ですね。こいつは高校の頃から能力凄くて派手なプレーとかもやるんですけど、お調子者なんであまり調子に乗らせすぎずにいいプレーをさせてあげたいです。決定力もあって本当に1on1が上手です。あと、山崎もリバウンドとかルーズボールとか泥臭いところをすごい頑張ります。ちょっとぼーっとしてるところあるけど、ちゃんと頑張るのでチームに欠かせないです。あとは、西村ですね、やっぱりあいついないとチームまとまってなかったし、これからチームとして成長していく上でも絶対に必要な存在です。自分一人だったら潰れちゃってたと思うのですごく助かってます。



この大会でさらに勢いづきたい中央大学。

粘り強さを見せ、優勝を勝ち取る。

Writer
松村 昂(マツムラ コウ)

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