2023.08.21

【第99回リーグ戦 注目選手】日本大学#6 野口侑真選手

大学バスケ界屈指の点取り屋日本大学#6野口侑真選手。

無名の高校から関東1部で活躍する野口選手にお話を伺った。


――川内高校から日本大学に進学した理由

高校1年生の終わりから城間監督と片桐さんが熱心に声をかけてくださって、興味はあったんですけど、自分が出れるのかどうかっていうのを考えたときに簡単ではないだろうとは思ったんですけど、レベルの高い環境っていうのが高校までは無かったので、留学生もいてやるのが楽しみになったので日本大学に進学しました。


――昨シーズンを振り返って

去年は仲良かった飯尾とWエースみたいな感じでやってきて、でもやっぱりどこかで頼ってしまっている部分もあったので、プレーも自分の中ではいまいちというか納得いかない部分もありました。


――スプリングトーナメントを振り返って

トーナメントでは、大きい捻挫をしてしまって練習も大会の2週間前に参加して自分ではだいぶ不安だったんですけど、でもベスト4からの試合はチームとして戦えたので良かったです。自分がエースっていうのは覚悟を持ってやらないといけないんですけど、自分だけじゃないっていうのが大学の強みだと思うので、自分がダメだったら他の人が活躍してくれればチームっていうのは成り立つと思うので、もちろん優勝はしたかったんですけど、そういった面ではチームの成長が見られたのかなと思います。


――新人戦を観て感じたこと

新人戦は、3・4年生含めた全員の思いというか気持ち的に、練習試合とかで最初の方結構負けが続いてたみたいで、1・2年生もやばいかもしれないってなっていて3・4年生も大丈夫なの?みたいな心配になった雰囲気だったんですけど、日を重ねるにつれて、あとは試合を重ねるにつれだいぶ成長してて、3・4年生が加わった全員のチームでは出れないメンバーがいる中で、新人戦っていうのはチームの総力として戦えてて、もちろんキャプテンの泉中心にあとは鈴木とか西村とかも泥臭いプレーをしててチームの底上げにつながったのかなと思います。


――エースとして意識していること

本当に、エースとしての思いっていうのが去年までは足りなかったと思っていて、どの代にも点取り屋みたいな人がいたので、自分が意識しきれてなかったとうのがあるので、今年は自分がエースっていう気持ちでやってますし、エースとしての覚悟と責任っていうのは4年生になってからはるかに強くなってますし、役割としては点を取るってことで変わらないんですけど、やりすぎないでアタックしていって、スリーポイント打てる選手が多いのでキックアウトしてスリーを打たせてあげるとか、勝負どころでは自分が1対1であったりシュートを決めるっていうところで自分が絡んでいけたらいいなと思います。


――日頃の練習で心がけていること

新人戦の頃に、新人チームの練習する雰囲気がいいっていうのを聞いていて、僕ら3・4年生は別でワークアウトとかトレーニングとか別の練習で全く顔出してなかったんですけど、1・2年生の話を聞いて、チームの雰囲気が良くて風通しがいい、何でも言うことは言ってミスしても声出して盛り上げるっていうのが試合にも繋がったっていうのがあったんで、そういういいところはそのまま継続してっていうミーティングをしたうえで4年生の上からの圧だけでやるのではなくて、全員でやるっていうモチベーションでやっています。


――自分自身の目標

まず大学では、ラストイヤーなのでエースとして自分が活躍するのはもちろんとして、自分が活躍しつつ、チームを勝たせたいっていうのがあって、最終的にはインカレ優勝してっていうのがあるんですけど、直近のリーグ戦も勝ちたいですし、勝ちたいっていうのは勝たせたいっていうのが大きいっていうのが大学の目標です。大学卒業したら今のところはBリーグを目指していて、プロでも通用する選手になれるように大学生の間色々頑張りました。


――リーグ戦を勝ち抜くために欠かせないこと

昨シーズン出た大きな課題としてケガがあるので、特に去年は2巡して試合数も多かったので体の疲れが取れない中での試合出たので、今回は上位下位に分かれるんですけどやっぱり疲れっていうのは出てくると思うので、疲れを次の試合に残さないっていうのを、初歩的ではあるんですけど、ケガをしないっていうことですね。その中で僕らが取り組んでいることがあって、アイスバスを1週間に1回くらいで、試合の後は必ず入るんですけど、正直めちゃめちゃ嫌なんですけど、アイスバスして疲れをとってます。チーム総力戦で闘うっていうのが、同じ人が30分、40分で続けるのは苦しいと思うので、控えの人がどれだけ繋ぎでやれるかっていうのがあると思います。その面では日大は層が厚くてそれが強みでもあると思うので、リーグ戦では全勝優勝目指していきたいです。


――日本大学の注目選手

キャプテンの陳岡燈生、4年生が僕と燈生とガウソウ、山田真史は今シーズンからアシスタントコーチになったので、Aチームの4年生が少ない中で燈生とガウソウは1年生の時からずっと頑張ってきたのでラストイヤーにかける思いは強いですし、キャプテンということで頼りにしてるので燈生には注目してほしいです。

1個下は、玲音がリーグ戦から復活するので、あのパスで自分も助けられますし、あのパスは自分が見てもすごいと思うので、針の穴に通すようなパスを見て欲しいです。

もう一人は、一戸啓吾。啓吾は私生活でも仲が良くて、おちゃらけてるように見えてやるときはやる男なので、あいつには期待してますね。助けになってほしいなと思います。


――リーグ戦の目標

全勝優勝して、それが通過点としてインカレに繋がるようにしてインカレを自分たちが有利なところで始めたいです。



持ち前のバランスの良さで上位に食い込むものの、タイトルを取ることが出来ていない日本大学。

初戦の筑波大学相手でどこまで勢いをつけることができるか。

Writer
佐藤 望月(サトウ ミヅキ)

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