一般社団法人
関東大学バスケットボール連盟

今年度、開催が決定した第97回関東大学バスケットボールリーグ戦(通称：オータムリーグ)。

2年ぶりの開催となるリーグ戦となる中、

注目校のキャプテンに意気込みを聞いた。

第8回は拓殖大学、祝俊成選手だ。

帝京長岡から拓殖大に進学した理由を教えてください。

自分が入学する前のシーズンではリーグ戦1位と、他の大会でも結構上位の成績を残していて、プレースタイルとかも面白いですし、留学生もいて、あとは監督の池内さん（池内泰明監督）がすごい選手だったので、教わりたいなっていうのもあって、拓大を選びました。

ではまず、これまでの3年間についてお聞きします。

入学してから1，2部両方経験されたと思いますが、振り返ってみるといかがですか。

入学してから2部も1部も見てきて、2部と1部が全然別世界なのを感じました。2部のリーグ戦では結構勝利を重ねることが出来たけど、1部に上がるとやっぱり相手も強いんで、2部でやってたことが1部に上がるとできなくなったりもするので。やっぱり1部で戦って1部の相手に慣れるために、まずは1部にいることが大事だなって思いますね。

続いて今シーズンのことをお聞きします。

スプリングトーナメントはベスト8という結果でしたが、振り返ってみていかがですか。

ベスト8は入ってそのあと順位決定戦含め3敗してしまったので、やっぱり8から上のレベルの差を感じましたね。8以上は相手のレベルが全然違うので、スプリングトーナメントで3敗してしまったのは悔しいですけど、その3敗にはすごい意味があったかなって思います。その負けをみんながプラスにできたと思うんで、リーグでもっといい成績を残せるようにしたいなと思います。

トーナメントが延期になったことによる影響はありましたか？

やっぱり、試合前だって気持ちでやっていたのにそれがどんどん延びていくと、みんなのモチベーションが下がってしまったことがあったので、そこをチームでどう盛り上げるかとかは大変な時がありましたね。でも、いつ試合が来てもいいようにみんな準備してくれたんで、良かったと思います。

リーグ戦のキャプテンに選ばれた経緯を教えてください。

トーナメントの時にキャプテンだった小野絢喜（福岡第一、4年）がケガをしてしまって、陽汰（平良陽汰、興南、4年）もケガでちょっと離脱しているので、少ない4年の中のガードでチームを引っ張っていけるのは自分だなってなりましたね。

リーグ戦で、キャプテンとしては、チームが悪い流れの時とか絶対あると思うんで、チームにプラスになるような声掛けをもっとしていきたいなと思います。

リーグ戦に向けてチーム・個人で取り組んでいることはありますか。 

チームの課題はやっぱりディフェンスとか細かいミスをしないとかそういう部分だと思います。あとは、悪い流れの時にそのままずるずる相手に飲まれて点差が開いてしまってもう追いつけないこととかがスプリングトーナメントでも結構あったので、そういう時にやっぱりチームで声をかけたり、良いシュートセレクションで食らいついて、最後逆転とかいった形で試合ができたらベストかなと思いますね。

個人としては、チームメイトみんなシュートが上手いので、周りを活かすアシストだとか、あとはディフェンスからアグレッシブにいきたいなと思いますね。

リーグ戦の目標を教えてください。

リーグ戦は全勝したいですね。まぁ全勝っていうのもありますけど、一つ一つの試合を大事にして、一勝一勝重ねていきたいっていうのが1番近い目標なのかなって思います。で、インカレの目標としてはまず絶対に出場すること。でもやっぱり先のことを考えすぎて目の前の試合が…っていうのがうちのチームにはあるから、目の前の試合を全力でこなして、てっぺんまで行けたらベストかなって思いますね。

リーグ戦の開催は2年ぶりですが、戦っていくうえでのポイントはどこだと思いますか？

リーグ戦はやっぱり、終わったときの勝率が大事になってくるので、負けて次の試合でもそれを引きずるっていうのがダメだから、もし負けちゃっても、切り替えて次の試合勝つっていうのが大事だと思いますね。

リーグ戦の注目選手を教えてください。

3年生の益子（益子拓巳、祐誠、3年）、神田（神田壮一郎、福岡第一、2年）ですかね。益子はスプリングトーナメントで3P王を取ったので、リーグ戦でも3Pシュートに期待しています。神田には、エース級の活躍をしてチームに貢献してもらいたいですね。あとは留学生のユセフ（ジョフユセフ、開志国際、2年）にも期待しています。

キャプテンとしてリーグ戦に臨む祝選手。

負傷した4年生の思いも背負い、実力者ぞろいのチームメイトと共にコートに立つ。