2021.09.23

2年ぶりのオータムリーグ ~中央大学町井選手インタビュー~

 今年度、開催が決定した第97回関東大学バスケットボールリーグ戦(通称:オータムリーグ)。

2年ぶりの開催となるリーグ戦となる中、

注目校のキャプテンに意気込みを聞いた。


第6回は中央大学、町井丈太選手だ。


まずは自己紹介からお願いします。


中央大学4年の町井丈太です。中学高校と、実践学園でバスケをやっていて、中央大学とご縁があり今キャプテンをやっています。



実践学園から中央大学に進学を決めた理由を教えてください。


中央大学が声をかけてくれたこともありますし、プレースタイル的にディフェンス頑張るチームっていうのが自分にマッチしているなと思い決めました。

ではまず、これまでの3年間についてお聞きします。

1.2部をそれぞれ経験された3年間でしたが、振り返ってみるといかがですか。


そうですね、1年生の時のスプリングトーナメントでは出場機会をもらっていたんですけど、そこからなかなか出られなくて。ただ2年生の時のインカレからプレータイムをもらってそこから試合に絡めるようになりました。

 


続いて今シーズンのことをお聞きします。

まず町井さんがキャプテンに就任されたのはどのような経緯だったのでしょうか。

 

世間一般的な目で見ると清水(清水宏記、北陸学院、4年)が1番キャプテンらしいと思います。だけど、スターターPG清水の負担を減らさなきゃって思いもありましたし、他のチームメイトに指示できるのも自分ぐらいなんで、キャプテンをやるって言いましたね。


監督やコーチの方からはなにかありましたか?


特にないですね。学生でやる気があるやつがやれよって感じで(笑)


キャプテンとして意識されていることは?


コミュニケーションやムードは重視していますね。スターターはみんなガツガツ行くタイプなんですけど、そこに対して周りが言いにくい雰囲気はやはりあってはならないと思うので。他にも点差があったりリードされたりするとフラストレーションがたまってイライラしちゃうんですけど、それを和ませたりすることは意識してやっていますね。

 

プレー面ではありますか?


キャプテンというより1プレーヤーとしてですが、途中出場が多いので、流れを変えられる選手になれればいいかなと思います。

今年のスプリングトーナメントはベスト16でしたが、振り返ってみていかがでしたか?


今回負けたのが拓殖大だったんですけど、拓大は仲が良いチームってこともあって気合は凄く入ってましたね。互いに負けたくないチームだったので悔しかったです。

 

今年度のトーナメントは延期が重なりましたが、どのような影響がありましたか?

 

1回目は折角調整していたのに無駄になったのでモチベーションがかなり落ちてました。その後1回オフを挟んで、次の延期の時は決行か中止かの間でしたけど1回仕切り直そうと。そこから2、3週間は熱が入った凄く濃い練習にできましたね。大会に向けていい形では入れていたので、余計に悔しかったです。


これからリーグ戦、インカレと続きますが、それに向けてチームではどのようなことに取り組んでいますか?


トーナメントの時はHCが仕事で来られなかったので学生主体でやっていました。ただそこで決まり事が曖昧になってしまったことが多かったので、1回再確認の意味も含めて、ディフェンスや決まり事を、1からみんなで合わせてやっていこうとしている最中ですね。リーグ戦、インカレに向けての基礎を作り直すといいますか。

 

練習の様子を拝見させて頂きましたが、ダッシュや基礎的なメニューが多いなという印象でした。これは毎年このような感じですか?

 

そうですね、ただ、例年だともう少し早い時期にやるんですけど、大会も延びてかつリーグ戦も近いので、追い込んでいこうといった感じで今取り組んでいます。身長も小さいチームですし、コロナで部活ができない期間もあったのでその遅れを取り戻す練習でもあるのかなって感じです。

リーグ戦、インカレの目標は?


最初は4位以内としてたんですけど、トーナメントでまだ力不足のところも感じたので、今は最低でも8位以内に入ろうと考えています。チームの最終目標はインカレ優勝ですけど、そこに繋げられるようなリーグ戦にしたいです。個人としては、途中出場が多い中で流れを変えられる選手になりたいと言いましたが、トーナメントでは得点も少なく、これといったスタッツを残せなかったので、もっと頑張れたらと思います。


リーグ戦の開催は2年ぶりですが、戦っていくうえでのポイントはどこだと思いますか?


長い戦いですが、負け込んでくるとチームの雰囲気は悪くなるので、そこで崩れないようにするために、まだ具体的にどうするとは考えていないですけど気を付けていきたいですね。


最後に、注目選手を挙げてもらえますか?

 

3人ですかね。

1人目は4年の清水。ガードとしてチームの中心なので、ゲームをしっかりコントロールして勝利に導ける存在だと思います。2人目は渡部(渡部琉、3年、正智深谷)ですかね。彼はエースとしてちゃんと得点してくれれば十分です。マークが厳しくなると思うんですけど、そこでちゃんと得点して正真正銘のエースになってくれればと思ってます。3人目は小川翔矢(1年、北陸)ですね。彼も自分と同じで途中出場が多いんですけど、フレッシュマンらしく思い切りやってほしいなと思います。


スプリングトーナメントでは、ライバル校に敗れ苦渋を飲んだ中央大学。

トップクラスの実力校が揃う1部での生き残りを賭け、勝負に挑む。

Writer
田山 穂香(タヤマ ホノカ)

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