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関東大学バスケットボール連盟

リーグ戦第18節、筑波大と白鴎大の一戦。第1ピリオド終盤に圧倒的な攻撃力を見せ、リードを大きく奪った白鴎大が試合を優位に進める展開となる。出だしこそ両者落ち着いた試合運びを見せるも、その後は白鴎大の攻撃が牙をむき、筑波大を大きく突き放す。51－30、白鴎大が20点のリードを得て前半を折り返す。後半になっても白鴎大はリズムを崩すことなく安定した試合運びを見せ、第4ピリオド序盤では最大30点のリードを得る。しかし、第4ピリオド中盤でこの流れは一変する。これまで息を潜めていた筑波大が猛追を見せ、一気に詰め寄り、第4ピリオド終了間際に放たれた#4青木（保）の3Pシュートが決まり、84－84、オーバータイムへ突入する。迎えたオーバータイム、一進一退の攻防が繰り広げられるも、与えられたフリースローを着実に決めた筑波大が、逃げ切りタイムアップ。一時30点差ついた試合をひっくり返す、劇的な逆転劇を演じた筑波大が99－94で勝利し、リーグ戦最終戦を白星で終えた。

第1ピリオド、序盤白鴎大は＃75シェッハの高さを活かした攻撃で加点。対する筑波大はセットプレーを中心に組み立て加点、落ち着いた試合の入りを見せる。中盤、筑波大が攻め手に欠き得点が止まる一方で、白鴎大は安定して得点を重ね、リードを徐々に広げていく。終盤になると＃75シェッハの5連続得点の活躍によりリードを大きく奪う。28－8白鴎大がリードを20にし第1ピリオド終了。

第2ピリオド序盤から白鴎大は、途中交代のメンバーも含め全員がコンスタントに加点し、試合を優位に進める。これ以上離されたくない筑波大は、中盤ゾーンディフェンスを敷くと、相手のミスを立て続けに誘い、得点に繋げ点差を縮める。終盤になっても筑波大はこの勢いを保持し、一時13点差にまで詰め寄るも、白鴎大＃0野崎が連続3Pシュートを沈めこの流れを断ち切る。51－30、白鴎大が21点のリードを保ち前半終了。

第3ピリオド序盤、筑波大は#4青木（保）、#88牧らのアウトサイドシュートが決まり流れを掴みかけるも　白鴎大に簡単に決め返され、反撃には至らない。その後は両者互角の戦いを繰り広げ、点差は変わらぬまま時間は過ぎていく。終了間際、筑波大#47和田が3Pシュートを沈めところでタイムアップ。70－46、白鴎大リードは変わらず第3ピリオド終了。

第4ピリオドに入っても白鴎大は内外的を絞らせない多彩な攻撃で次々に加点。リードをさらに広げていく。後がない筑波大は、中盤に入るとハードなオールコートディフェンスを展開。するとこれが、功を奏し、スティールを連発、得点に繋げ、一気に詰め寄る。ビハインドが一桁となった試合終盤、筑波大の勢いは止まらず、#17杉浦の2連続3Pシュートが決まると、3点差にまで詰め寄り、タイムアウトを請求、ラストプレーにかける。残り2秒、筑波大#4青木（保）から放たれた3Pシュートがブザーと同時にネットを揺らし、タイムアップ。84－84、一時30点のビハインドを背負った筑波大が、このピリオド38点の猛追を見せ、勝負の行方はオーバータイムへ。

オーバータイム、先制したのは白鴎大。しかし、筑波大もすぐさま入れ替えし、一進一退の攻防を見せる。それでも流れに乗った筑波大は強い。#4青木（保）のジャンパーが決まると、完全に試合を掌握する。与えられたフリースローを確実に沈めるのに加え、持ち前の堅守で白鴎大を封じ込める。終了間際、白鴎大#58前田が意地の3Pシュートを沈めるも、逆転には至らず、タイムアップ。99－94、筑波大が劇的な逆転劇を演じ、リーグ戦最終戦を白星で飾った。