一般社団法人
関東大学バスケットボール連盟

1部9位・明治大と2部2位・江戸川大との入れ替え戦第3戦。序盤から攻守に渡り激しいプレイを続ける明治大が主導権を握る。外角シュートが落ちず、リズムよく加点した明治大のリードは変わらないまま試合は後半へ。第3ピリオド、江戸川大がオールコートでのディフェンスを展開、勝負に出る。激しいディフェンスは功を奏し、一挙に5点差にまで迫る追い上げを見せる。しかし、最終ピリオド、再びオフェンスのギアを上げた明治大が逆転を許さず、リードを奪い返す。後がない江戸川大は個人技で必死の抵抗を見せるも、明治大がこれをかわしそのままタイムアップ。72−53のスコアで明治大が勝利。第3戦にまでもつれ込んだ激闘を制した明治大が1部残留を決めた。

 第1ピリオド、幸先のいいスタートを切ったのは明治大。#22宮本が#5會田、#2齋藤の華麗なアシストパスから立て続けに得点を重ねる。さらに#9田中井の3Pシュート、#2齋藤のバスケットカウントのレイアップが決まりリズムに乗る。一方の江戸川大は#1平岩のジャンパーや、#55平子のレイアップで応戦するも後が続かず、得点が伸び悩む。19−9と明治大が10点のリードを得て第1ピリオドを終える。　

 第2ピリオド、依然として試合は明治大ペースで進む。激しいディフェンスからの#9田中井、#5會田のレイアップや、#22宮本のジャンパー、#24森山の3Pシュートが決まり、じりじりと点差を広げていく。これ以上ビハインドを許せない江戸川大も#49飯田や#12ジャガニーのジャンパーが決まり食らいつく。しかし、いまひとつリズムを掴むことができずに、点差を縮めることはできない。20−37のスコアで試合を折り返す。

 第3ピリオド、江戸川大はオールコートで激しいディフェンスを展開し、#12ジャガニーの高さのあるリバウンドから積極的に速攻を仕掛け、明治大のファウルを巧みに誘うと、得たフリースローを#12飯田や#23保岡が確実に決め、さらに#1平岩の個人技からのレイアップで加点、怒涛の追い上げを見せる。やや浮き足立つ明治大であったが、#22宮本のアシストパスから#2齋藤のバスケットカウントで得点し意地を見せる。48−43と明治大がかろうじてリードを保ち、決着は最終ピリオドへ。

 第4ピリオド、勢いそのままに江戸川大が#1平岩のジャンパーで加点する。そのまま逆転するかと思われたが、明治大#9田中井が悪い流れを断ち切る3Pシュートを沈める。その後、息を吹き返した明治大は#22宮本、#9田中井のレイアップでリードを奪い返し、さらに#28今川が3Pシュートで加点。一気に畳み掛ける。後がない江戸川大は#12ジャガニーの個人技で抵抗するも追い上げには至らず。その間に明治大は、試合を決定づける#9田中井と#2齋藤のコンビプレイが決まり、72−53のスコアで勝負あり。1部でプレイする切符を懸け、第3戦にまでもつれ込んだ熱戦を明治大が制し、1部残留を決めた。