一般社団法人
関東大学バスケットボール連盟

 筑波大と拓殖大の一戦。序盤にリードを得た筑波大を拓殖大が追う展開が続く。前半、筑波大は速い展開からリズムよく加点し、リードを得る。一方の拓殖大はリバウンドシュートやフリースローで着実に点を奪うも、点の取り合いとなり点差は縮まらない。少しの点差を保ったまま、後半を迎える。後半に入ると、拓殖大は#11山崎が3Pシュート、アシストと攻撃の起点となり、見る見るうちにビハインドを縮めていく。しかし、その後拓殖大はファウルが嵩み、相手に得点を許し、逆転は奏功せず。そのまま時間だけが過ぎ、試合終了。82－72、筑波大がタフな試合展開を勝ちきり、2年連続優勝に王手をかけた。

 第1ピリオド、序盤から筑波大は#6馬場の速攻、#17杉浦のジャンパーで得点を奪う。拓殖大は#11山崎の技ありのスクープシュート、#13阿部の3Pシュートで対抗し、一進一退の攻防が続く。中盤、筑波大は#4青木の3Pシュートから流れを掴み連続得点を挙げ、リードを得る。その間、拓殖大は相手のファウルを誘いだし、フリースローを沈め食らいつくが追いつくには至らない。22‐14、筑波大がリードを得て、第1ピリオド終了。

 第2ピリオド、開始から拓殖大は#16飯田が連続でジャンパーを沈め、ビハインドを1とする。一方、筑波大は#17杉浦がフェイドアウェイシュートを尽く沈め再びリードを広げる。その後は互いに決められたら決め返すという展開が続く。36－29、筑波大リードは変わらず、後半戦へ。

 第3ピリオド、筑波大は#6馬場のバスケットカウントで加点していく。しかし、拓殖大は#11山崎が高確率で3Pシュートを沈め、さらに周りを活かすアシストで筑波大に詰め寄り、一時点差を4とする。しかしその後、筑波大は#17杉浦がドライブ、ジャンパーと活躍の場を選ばず、拓殖大の猛追に耐える。54－49、筑波大が5点リードし勝負は第4ピリオドへ。

 第4ピリオド、開始早々、拓殖大#11山崎がフリースローを沈め、3点差まで相手に詰め寄る。一方筑波大は#6馬場のリバウンドシュート
などで何とかリードを保つ。その後、互いに決め合い点差は変わらない。しかし、終盤になると拓殖大はファウルが嵩み、筑波大にフリースローでの得点を大量に与えてしまう。拓殖大は相手のファウルを誘い時間を止め、加点するも追いつくには至らず。82－72、筑波大が接戦を制し、決勝戦へと駒を進めた。