一般社団法人
関東大学バスケットボール連盟

リーグ戦第18節、神奈川大学対拓殖大学の一戦。両者一歩もゆすらない白熱した試合となった。後半インサイドにて爆発した#24ユセフの活躍もあり、拓殖大は逆転後主導権を握り逃げ切った。80-83、拓殖大が粘る神奈川大を振り切り、リーグ戦戦績を6勝12敗とした。

第1クォーター、神奈川大が#34工藤の3Pシュートや#11工のインサイドで得点を重ね、対する拓殖大もインサイド陣が中継役に回り、カッティングからの得点で対抗。終始拮抗した立ち上がりとなるも、フリースローでわずかに抜き出た拓殖大がリードを得る。16-22、拓殖大が６点リードで第１クォーター終了。

第２クォーター、前半は第1クォーターに続き、シーソーゲームとなる。神奈川大#24中島が持ち味であるスコアリングを発揮し、徐々に点差を詰めていく。同点に追いつかれた拓殖大は#24ユセフをコートに戻し、簡単には流れを与えない。互いにリードチェンジを繰り返す拮抗した展開となる。今度は神奈川大がフリースローでわずかに抜き出て前半終了。38-35、神奈川大リードで第２クォーター終了。

第３クォーター、開始早々拓殖大#24ユセフがオフェンスリバウンドショットと強烈なブロックで反撃の狼煙を上げる。#24ユセフを中心にそのまま流れをつかんだ拓殖大が逆転に成功し、トランジションで点差を３点とすると、これには神奈川大もタイムアウト。しかし、神奈川大は相手の流れを止めることができず、徐々に点差の離れる苦しい時間帯となる。神奈川大は終盤に#11工がジャンパーを連続で沈め、最後のポゼッションを#4鈴木がバックドアに華麗なアシストで合わせ、締めくくった。58-61、拓殖大が逆転に成功し、最終クォーターへ。

第４クォーター、互いに良い形で始まると依然として流れが傾くことなく、時間だけが過ぎていく。神奈川大#34工藤や#23中島らが得意分野で得点するも、今一歩流れに乗り切れない。反対に#24ユセフが躍動した拓殖大はインサイドから着実に点を重ね、必死に逃れる。最後まで神奈川大は猛追を見せたが、無念のタイムアップ。80-83、拓殖大がうれしい勝ち星をもぎ取った。