2024.04.10

【トーナメント注目校】東海大学キャプテン 大久保颯大選手

第73回関東大学バスケットボール選手権大会、通称スプリングトーナメントの開幕と共に、大学バスケの2024シーズンが幕を上げる。緊張感の走るこの一発勝負の大会で、頂点に立つのはどこの大学となるのか。今回は、群雄割拠な関東の大学たちの面々から注目校10校のキャプテンに話を伺った。

第8回は、強度の高いディフェンスと情熱で仲間を支える縁の下の力持ち#22大久保颯大選手だ。


__自己紹介をお願いします。

東海大学4年キャプテンの大久保颯大です。最近の趣味はお香、音楽を聴くことです。


__オフの過ごし方を教えてください。

結構バラバラなんですけど、シューティングしたり、コーチとワークアウトしたり、あとはチームメイトと買い物行ったり、寮の前でBBQしたりしてます。


__仲の良いチームメイトを教えてください。

同期だと#3ハーパーだったり、#18西田陽成だったりが結構プライベートで一緒にいることが多いです。後輩だと#24尾﨑匠朗とかが多いですね。


__昨シーズンの結果を振り返っていかがでしたか。

昨シーズンは、インカレ優勝っていう目標だったんですけど、結果的には2位で終わってしまって、自分的には4年生がオフコートでもオンコートでもすごい自分たちに声をかけ続けてくれた分、4年生を漢にしたかったっていう気持ちが大きいです。結果としては上手くいかなかったんですけど、結果以上に4年生が残してくれた日々のプロセスを大切にすることだったり、練習での姿勢だったりは自分たちにいい影響を残してくれたので今の自分にはすごい良い力になっています。


__昨シーズンの自分自身を振り返っていかがでしたか。

自分が出れなくても、チームが勝てれば良いっていうスタンスなので、ベンチで常に声かけたりだとか自分がチームに対してできる事を常にやっていた感じなので、そこに対して不満があったりっていうのは全くなかったです。でもやっぱり一プレイヤーとしては試合に出て活躍したいですし、そこはあるんですけどチームのために自分が何ができるかという事を考えてベストを尽くすことを意識してやっていました。


__今シーズンの目標を教えてください。

昨シーズンは2位で終わってしまってそこは自分たちもとても悔しかったので、今年は四冠、REDEEMっていうのを結果として出したい。でもその中で結果だけを追い求めるとあまり良くないっていうのが自分たちの傾向にあるので、まずは一日一日良い練習を積み上げていくというのを今シーズンはやっていこうと思っています。結果として最後四冠が取れればベストなのでそのために毎日頑張っていきたいです。


__大久保選手がキャプテンに選ばれた経緯について教えてください。

うちは任命されるとかがあんまりなくて、それこそ陸さんとかが誰がやれって言うんじゃなくて、同期の中で決めるっていう感じです。自分の場合は自分がやるって立候補して決まりました。


__自分のキャプテンとしての役割を教えてください。

試合に出る出ない関係なく、プレーではディフェンスとコミュニケーションが持ち味であり武器なのでまずはキャプテンとしても一プレイヤーとしても自分がやるべきことをやることが大事だと思っています。プレーで引っ張るというよりかはみんなが崩れないようにオンコート、オフコート問わずコミュニケーションを取り続けて下から支える事が自分の役割だと思っています。


__注目選手を教えてください。

4年生だと#3ハーパーにはプレー面ではもう言う事ないのであれなんですけど、練習中にはキャプテンである自分だけが発信するのは避けたくて、全員で発信していけたらいいなと思っているので副キャプテンである彼のキャプテンシーに期待したいです。3年生は3人しかいないんですけど#14鈴木に期待したいです。3人ともそれぞれ違う武器があるので伸び伸びとやってほしいなと思っています。2年生は#24尾﨑ですね。おちゃらけてるんですけど話すと内に秘めた熱い思いがあって、身体能力もあるのでもっと伸びると思います。1年生は#60佐藤です。彼は本当に気が利くのでもっとブレイクすると思います。


__将来のビジョンについてどのように考えていますか。

Bリーグには挑戦したいと思っていますし、直近だと四冠取れれば良いと思っているので、まずはトーナメントに120%注ぎたいなと思っています。


__陸川HCの印象を教えてください。

自分たちの立てた目標を自分たち以上に熱量出して本気でやってくれていて、陸さんができるベストを尽くしてくれているのでリスペクトしかないです。


__トーナメントの意気込みを教えてください。

四冠に向けてまずはトーナメント優勝して、その後の新人戦等に良い流れを持っていけるようにプロセスにこだわってやっていきたいです。


昨シーズンの惜敗を力に変えて四冠を目標に掲げる東海大学。新たな戦力を加えて挑むトーナメントで優勝し、REDEEMできるか、注目だ。

Writer
篠原 風音(シノハラ カザネ)

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