2021.10.01

2年ぶりのオータムリーグ ~神奈川大学小針選手インタビュー~

今年度、開催が決定した第97回関東大学バスケットボールリーグ戦(通称:オータムリーグ)。

2年ぶりの開催となるリーグ戦となる中、

注目校のキャプテンに意気込みを聞いた。


第15回は神奈川大学、小針幸也選手だ。


桐光学園から神奈川大学に進学した理由を教えてください。


高校の国体の時に神奈川大学と練習する機会があって、その時の神大のハードなディフェンスを見て、自分もここでプレーをしたいと思い進学を決めました。


これまでの3年間を振り返っていかがですか。

 

1年生の頃からありがたいことに試合に絡ませて頂いていたんですけど、その頃はあまり責任とかもなくてただプレーしている感じでした。3、4年になってからは、上級生になってポイントガードでもあって、責任感が芽生えてきました。


チーム的には、自分が下級生の頃の方が、神大らしいハードなディフェンスとか、泥臭い場面が表現できていたんですけど、上級生になってからはちょっとその辺りが薄れちゃっている気がするので、神大らしさっていうのを取り戻していきたいです。


小針さんがキャプテンになった理由を教えてください。


新人戦の時にも自分がキャプテンをやったんですけど、試合に出ていて、PGで、監督(幸嶋謙二監督)との信頼関係もチームの中で結構いい方だったこともあり、監督に「小針がやれば」と言われてキャプテンになりました。


キャプテンをしていて大変なことはありますか。


キャプテンになるとバスケだけに集中できるというわけではないので、周りに気を使ったり、ほかの選手に声をかけたり、チームの状況が悪いときにどういう風に立て直すかとかそういうのがちょっと大変だなと思います。


スプリングトーナメントはベスト16という結果でしたが、振り返ってみていかがですか。


専修大に負けてベスト16で終わってしまったんですけど、やっぱりフィジカルの面でも高さの面とかでも圧倒されてしまって結局大差がついてしまいました。あの時は自分たちの「戦おう」という気持ちが強く持てていなかったので、やっぱりそこらへんがああいう負けになってしまったのかなと思います。


トーナメントは延期が重なりましたが影響はありましたか。

 

影響は特になかったです。延期になっても、それに対して毎回標準を合わせることが出来ていたと思います。神大は1部の中でも1番準備が必要なチームで、上手さとかっていうよりはやっぱりフィジカルとか泥臭い部分で戦っていくチームなので、そういった部分では準備期間が長くなるっていうのは逆にありがたかったです。


リーグ戦に向けてチームで取り組んでいることはありますか。


1部の中でも結構背が小さいチームで毎年高さの部分で苦しんでいるところもあって、そこをどう埋めるかっていうのをチームで考えた結果、どれだけディフェンスで戦えるかだということになったので、そこはリーグ戦前関係なくずっと取り組んでいる課題ですね。


個人で取り組んでいることはありますか。


やっぱり持ち味としてはスピードを活かしたプレーなのでそこを活かしつつ、最近はシュートのタッチもいいので、どんどん点を取っていきたいなと思っています。

激しいディフェンスも自分の持ち味なので、そこからチームに流れを呼び込みたいと思います。

リーグ戦の目標を教えてください。


自分が入学してから今まで一度も入れ替え戦、インカレチャレンジマッチを逃れたことがないので、リーグ戦で8以上になってインカレチャレンジマッチなしでインカレ出場権を手に入れたいです。


リーグ戦を経験していない選手も多いと思いますが、どのように戦っていきたいですか。

 

今年は一巡ですけど結構長い戦いになり、自分と東野(東野恒紀、厚木東、4年)がリーグ戦に関しては一番よくわかっているので、ほかの選手のケアだったりとか、自分たちが1年生2年生だったころの経験を活かして、あまり経験のない選手に広めて、引っ張っていけたらなと思っています。


リーグ戦の注目選手を教えてください。


鈴木(鈴木雅之、日本学園、3年)、保坂(保坂晃毅、飛龍、1年)と山本(山本颯太、保善、2年)ですね。

鈴木はやっぱりハッスルするのが持ち味で、シュートも上手いので、激しいディフェンスからチームを持ち上げてほしいです。保坂は、一年生らしいフレッシュなプレーを頑張ってほしいです。山本は、5番ポジションなんですけど結構能力がある選手なので、どんどんゴールにアタックしてほしいです。

やっぱり、スタートで出るメンバーが注目だとか頑張るのとかは当たり前で、控えで出てくるメンバーがどれだけ頑張ってくれるかだと思うので、注目してほしいですね。


1年生から試合を経験、リーグ戦も熟知する小針選手。

粘り強さ、泥臭さが持ち味のチーム力を生かし、上位進出へ導くだろう。

Writer
岩田 美祐(イワタ ミユウ)

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