一般社団法人
関東大学バスケットボール連盟

リーグ戦第10節、専修大と拓殖大の一戦。序盤、専修大は外角のシュートが高確率で決まり試合を優位に進める。対する拓殖大は放つシュートがことごとくゴールに嫌われ得点が伸びず、ビハインドを背負う苦しい展開となる。しかし中盤、拓殖大は激しいオールコートディフェンスで流れを掴み、着実に加点。点差を詰める。後半に入ると、点の取り合いとなり膠着状態が続くも、迎えた最終ピリオドで拓殖大はスティールから速攻と持ち味を存分に発揮し、テンポよく加点、勢いそのままに二桁のリードを得る。追いつきたい専修大だが、拓殖大の勢いを止めることができず、そのままタイムアップ。95-86で拓殖大が勝利し、リーグ戦8個目の白星を飾った。

第1ピリオド、序盤、専修大は#34盛實の3Pシュートや#11秋山の速い攻撃で得点を重ねる。対する拓殖大は、アウトサイドから積極的にシュートを放つも、ゴールに嫌われ思うように得点することができない。序盤から専修大に12点のリードを許す。巻き返しを図りたい拓殖大は、終盤にかけて#23ゲイと#18多田の3Pシュートや#24荒川のジャンパーで食らいつき、17－23ビハインドを6にしたところで、第1ピリオド終了。

第2ピリオド、専修大は、#12西野のインサイドや#14高澤のアウトサイドシュートを中心に攻め立て、リードを一気に16まで広げる。流れを変えたい拓殖大は、すかさずタイムアウトを請求。タイムアウト後、拓殖大は激しいディフェンスから流れを掴み、#18多田の3Pシュートや、#2岡田と#24荒川のペネトレイトで次々と加点。ビハインドを着実に縮めていく。その後も拓殖大の勢いは止まらず、終了間際に#18多田が3Pシュートを沈めて1点差まで詰め寄る。38-39、拓殖大の追い上げムードのまま前半終了。

第3ピリオド、開始早々#24荒川がミドルシュートを決めて拓殖大が逆転に成功するも、専修大は#12西野のドライブ、#14高澤の3Pシュートなどですかさず決め返し、一歩も譲らない。その後は、拓殖大は#13阿部のミドルシュート、#24荒川のドライブ、対する専修大は#30フィリップの活躍により、決められたら決め返す展開へ。しかし中盤になると、拓殖大は放つシュートがことごとくゴールに嫌われ、得点が止まる。その間、専修大は#34盛實、#30フィリップを中心に攻撃を組み立て、リードを11点まで広げる。食らいつきたい拓殖大は、終盤に#24荒川、#18多田がスティールから得点を奪い、第4ピリオドへ望みを繋げる。62-65、拓殖大3点のビハイドで第3ピリオド終了。

第4ピリオド、開始早々拓殖大は、#24荒川の3連続得点で逆転に成功する。勢いに乗った拓殖大は、#2岡田や#23ゲイを中心に攻撃を展開し、勢いそのままにリードを広げる。対する専修大は、中盤に#11秋山、#14高澤の3Pシュートで何とか食らいつき、両チーム一歩も譲らない展開が続く。しかし、中盤拓殖大は#24荒川の華麗なアシストパスから#23ゲイがダンクを決めて流れを掴むと、#24荒川、#2岡田と続き、リードを再び広げる。専修大は終了間際、#34盛實、#14高澤の3Pシュートで点差を縮めるが逆転するのに十分な時間は残されておらず、そのまま試合終了。95-86、拓殖大が接戦を制し、リーグ戦績を8勝2敗にした。