一般社団法人
関東大学バスケットボール連盟

筑波大と日本体育大の三位決定戦。第1ピリオド、開始から両チームトランジションの速い試合運びを見せ拮抗した展開となるも、第2ピリオド終盤に連続で得点を挙げた筑波大を日本体育大が追いかける展開となる。試合が動いたのは第4ピリオド、筑波大#15森下がインサイドを完全に制し流れを一気に引き寄せ、大きく前に出る。食らいつきたい日本体育大は果敢にゴールに向かうもリングに嫌われ点差は広がるばかり。終盤の勢いをそのまま維持した筑波大が82-62で勝利し新人戦を3位で終えた。

 第1ピリオド、両者開始からスピーディーなバスケットを展開し、点の取り合いとなる。筑波大は#11増田、#7青木を起点に、日本体育大は#64井手の鋭いドライブと華麗なアシストで得点を演出し一歩も譲らぬ展開となる。20－19、筑波大が僅かにリードし第1ピリオド終了。

 第2ピリオド、序盤筑波大は#7青木の活躍が攻守にわたって光り、チームを支える。対する日本体育大は内外バランスよく得点し、こちらも譲らない。中盤、筑波大は#7青木、#88牧の速攻が連続で決まると、日本体育大はすかさずタイムアウトを請求。流れを渡したくない日本体育大だが、シュートに精彩を欠き、沈黙する。その間も筑波大#7青木の勢いは止まらず、43－32と筑波大がリードを11とし前半終了。

 第3ピリオド、序盤筑波大は堅守からの速攻で連取し、試合を優位に進める。しかし、中盤日本体育大がゾーンディフェンスを敷くと、これに筑波大は攻めあぐねミスを連発。この好機を見逃さなかった日本体育大は#64井手の3Pシュート、#32ヌダリーの豪快なダンクで一気に詰め寄り、51－49日本体育大がビハインドを2とし第3ピリオド終了。

 第4ピリオド、ゾーンに苦しむ筑波大であったが、#11増田、#15森下がインサイドで存在感を見せ、連続で加点し、開始早々一挙に突き放す。対する日本体育大は#64井手が要所でシュートを決めるも筑波大のインサイドを止めることができず、差は広がるばかり。勢いに乗った筑波大を止めることは至難の業であり、日本体育大は成すすべがなし。試合はそのまま筑波大優勢で進み、終了間際、筑波大の#30實方の3Pシュートがネットを揺らし、タイムアップ。終盤で一気に畳みかけた筑波大が82-62で勝利し、新人戦3位に輝いた。