一般社団法人
関東大学バスケットボール連盟

リーグ戦最終節。国士舘大と慶應義塾大の一戦。終始均衡した展開が続く。第1ピリオド的を絞らせない攻撃と堅守が目立った慶應義塾大が6点のリードを奪う。しかし、第2ピリオド終盤に外角のシュートからリズムを掴んだ国士舘大が怒涛の追い上げを見せ37-37と同点にし前半を折り返す。後半になると国士舘大はインサイド陣の活躍によりオフェンスがうまく機能し、勢いが増す。一方の慶應義塾大はイージーショットを立て続けに落としてしまい流れを悪くする。試合終盤、国士舘大#23寺田の活躍が光りリードを保った国士舘大が79-70で勝利し、リーグ戦績を3勝15敗としリーグ戦を終えた。 

 第1ピリオド、慶應義塾大は固い守りからリズムをつかみ#5大元を起点にゴールを攻め立てる。一方の国士舘大はタフショットを強いられ思うように得点できない。しかし、中盤になると国士舘大は#22原がジャンパーと3Pシュートを連続で沈め調子を取り戻し始める。一時13点差をつけられた国士舘大であったが、25-19とビハインドを6にしたところで第1ピリオド終了。

 第2ピリオド、国士舘大はアウトサイドシュートを積極的に放つもリングに嫌われ思うように得点できない。対する慶應義塾大は#7黒木の内外を問わない多彩なプレイで安定した試合運びを見せる。しかし、終盤、国士舘大は#68藤井、#88板垣の連続3Pシュートで息を吹き返し怒涛の追い上げを見せ、終了間際#15下の3Pシュートが決まり、37-37と同点にしたところで第2ピリオド終了。

 第3ピリオド、国士舘大はインサイドの#32臼井、#66馬らがリバウンドを制し始め、セカンドチャンスを確実にものにしていく。対する慶應義塾大は引き下がらず、#4福元が奮闘し食らいつく。58-56で国士舘大が2点リードし第3ピリオド終了。

 第4ピリオド、国士舘大はスティールから速攻、走るバスケットを展開し、相手を翻弄する。対する慶應義塾大はイージーショットを幾度も落としチャンスを潰してしまう。試合終盤、負けられない慶應義塾大は#7黒木がインサイドで踏ん張りを見せ数点差で追いかける展開が続く。しかし、このピリオドだけで13点を挙げた国士舘大#23寺田の躍動が大きく、逆転には至らず。79-70で国士舘大が勝利し、リーグ戦績を3勝15敗とし、リーグ戦を終えた。