2019.04.19

スプリングトーナメント明日開幕

第68回関東大学バスケットボール選手権大会が明日から開催されます。スプリングトーナメント開催につきまして、今回は土浦日大高出身の5名の選手に対談していただきました。2015年ウィンターカップの準優勝と好成績を残し、大学バスケットボール界を盛り上げ、日本代表に選抜され実力を誇る名高い選手から高校時代の心境や今後のビジョンについてお話いただきました。 

左から・・・・

平岩  玄(東海大学4年)、松脇 圭志(日本大学4年)、杉本 天昇(日本大学3年)

山﨑  純(慶應義塾大学4年)、菅原  暉(筑波大学3年)

Writer:宇留島 萌



バスケを始めたきっかけは?

杉本:3つ上の姉がバスケットボールをしていたからです。

宇留島:何歳頃から始められたのですか?

杉本:本格的に始めたのは小学校2年生からです。きっかけは母が姉のミニバスが終わった後に、迎えに行っていたので、僕も一緒について行って体育館でシューティングしていました。

松脇:俺は兄姉の影響です。最初空手を1ヶ月くらいやっていたんですけど、体が硬くてすぐ辞めました笑

菅原:サッカーをやっていたけど、小学校3年生くらいの頃に幼馴染にバスケットボールをやらないかという風に声をかけられいつの間にか続けていました。

山﨑:家の裏にバスケットボールのリングがあったんですよ!兄とよく1対1やっていたので、それがきっかけで小学校2年生からバスケットボールを始めました。また、父が福岡でバスケットボールの指導者をしていたこともありその影響もありました。

平岩:2つ上の姉がバスケットボールをやっていたからです。

宇留島:兄弟がきっかけで始められる方が多いですね!

※山﨑の兄弟写真


2015年ウィンターカップ決勝戦(vs明成)の時の心境は?

杉本:国体で勝ったので、いけるかなって思ったんですけど会場の雰囲気にのまれました。バリバリ緊張しますよ。試合で汗かかなかったですもん笑 先輩方のすごさを改めて実感しましたよ。

山﨑:緊張はそんなにしなかったです。明成と戦うことは一つの目標ではあったので決勝行ったら楽しもうという気持ちで挑みました! 決勝戦の前に、自分と松脇が監督に呼ばれて監督から初めて「今までありがとう」という言葉をかけてもらったことがとても印象に残っていますね。

松脇:正直決勝まで行くと思ってなかったです。だからあまり緊張もしなかったです。あと、純ちゃんが話した監督からの言葉は今でも印象に残るエピソードでした。

きつい練習もやってきてよかったって心から思えましたし、試合前に気合いが入りました!

杉本:え、じゃあ俺だけ緊張してたの・・・?

松脇:あまり深く考えず、最後なので楽しんでやっていこうと思ったかな。

平岩:松脇はインタビューで同じこと何回も言ってたよね笑

杉本:成長したな。

松脇:そんなことないよ・・・笑

菅原:僕はセカンドメンバーだったので、緊張はしなかったです。ベンチから声出してチームを支えてました。試合に出場してすぐ、みぞおちを強打して30秒でベンチに戻りました。試合に出れなかったのはちょっと悔しいです。

平岩:準決勝で桜丘と戦ったときに正直勝てると思っていなかった。明成の試合は高校最後の試合だから勝ち負け関係なく、悔いのない試合をしようと必死だったからもう、あっという間でした。

山﨑:もーやりきったよね!大会が始まる前から練習終わって悔いなく自分たちはやってきたって思ってましたし。


土浦日大高のキャプテンをやってて困ったことは?

山﨑:バスケットボールを始めてから初めてキャプテンになって、周りに支えられ何とかやってこられました。個性が強い人が多く、個性を活かして伸び伸びとバスケットボールを続けるうちに自然とまとまっていきました。特に意識していたことはありませんよ。

杉本:純ちゃんは良くやっていたと思います笑

宇留島:菅原君も次の年でキャプテンやってましたよね?

菅原:僕は困ったことはあまりなかったですね。

宇留島:この中で一番真面目な人は誰なんですか?

全員:純ちゃん

宇留島:逆に天然キャラは?笑

全員:平岩

宇留島:え!!!意外・・・。真面目な感じしますけどね。

平岩:僕は天然ではないですよ、ちょっと抜けている部分があっただけです照

宇留島:盛り上げキャラは?

杉本:いや、絶対それは俺! 

全員:笑笑


高校時代の面白いエピソードは?

杉本:暉のTシャツがすごい臭かったときがあったんです!

菅原:それは違うんですよ!! 更衣室で変な匂いがするものがTシャツについて臭くなったんです。

杉本:あれはやばかったですね、本当に臭かったんです。

菅原:俺が臭いわけじゃないですよ!!

平岩:そういえばみんなぶっちゃけ部活辞めさせられそうになったことあるよね?松脇引越し屋呼ばれてたでしょ?

松脇:呼ばれてはないよ笑

菅原:俺は入学してすぐに転校先考えろって言われたことあります笑

山﨑:俺と松脇はウィンターカップが終わって、ツーブロにして戻ってきたらめっちゃ怒られました笑

松脇:懐かしい。あれは純ちゃんのせいだよ。

菅原:俺もツーブロにして怒られたことあるわ笑

山﨑:ウィンターカップが終わって引退したからいいかなと思ったんですけど、部活を辞めさせられそうになったんです。今だから笑える話です笑

宇留島:そんなに厳しいんですか!?

平岩:3年生は練習に参加しなくていいと言われつつ、強制参加だったんです。そこで天昇たちが怒られてラントレーニングしてたら俺たちも「走らないなら帰れ」って怒られたことあります笑

宇留島:引退しても部活行くんですか?

平岩:卒業するまで行ってました。

菅原:身だしなみを整えることは当たり前ですけどね!笑 でも髪型には特に厳しかったですね。

杉本:今では(CSParkの)ベストヘア賞頂きました!

全員:拍手


ファンに人気な選手は?

全員:うーん、誰だろう。暉かな~。

菅原:玄さんはファンとかじゃないんだよな~。

杉本:玄さんのファンはバスケットボールが大好きな人が多いイメージですね~。バスケ通はここ的なね!ちょっとシュート入るかっこいいみたいな人は松脇さんって感じですね笑

平岩:でもウィンターの時ファンが一番多かったのは松脇です!

松脇:めっちゃ嘘です。

菅原:天昇も多かったよ。


一番モテたのは?

全員:暉でしょ!!!

菅原:違うよ、純さんですよ!

山﨑:暉でいいです。

菅原:暉で、いいですってなんか・・・。


ぶっちゃけバレンタインは・・・?

杉本:ぶっちゃけ・・・3!

菅原:僕たちスポーツクラスだったので、一般生と関わる機会があまりなかったです。 

山﨑:文化祭の出店とかも食べられなかったです。お腹壊すと試合に出られなくなるじゃないですか。

平岩:球技大会とかも出てないです。行事には参加せず、怪我しないようにね。みんなを応援してました!

宇留島:勉強は?

菅原:勉強は寮でみんなでやってました!

平岩:天昇は先生と1対1で勉強していたよね。

菅原:そんな感じで勉強していたのは天昇くらいだよ笑

杉本:それくらい熱心に勉強にも励んでたんだよ!


それぞれなんで今の大学に進学しようと思ったんですか?

杉本:松脇さんを追いかけました。高校選びも松脇さんに話を聞いてもらいました。とても信頼している先輩です!

松脇:日本大の練習の雰囲気が自分とあっていたからです。自分らしくプレイができる環境だったこと、付属校だったこともあり練習に参加しやすかったです。

杉本:学部もたくさんありますし!

宇留島:何学部なんですか?

杉本:僕は教育系の学部です。

松脇:俺は経済学部です。

宇留島:スポーツ系ではないんですね。

杉本:スポーツだけに捉われず、色々な分野を勉強したいと思ったからです!

菅原:俺は馬場雄大さん達と一緒にプレイをしたいなと考えていたので筑波大を選びました。

山﨑:僕は将来プロになることは考えていないので、やりたいことを大学でみつけるために、慶應義塾大なら幅広く選択ができると思いました。一番上の兄が早稲田大を卒業して海外で仕事をしているので、その姿に憧れ将来は海外で仕事をしたいなと考えています。

平岩:大学卒業後の進路を考えたときに、将来もバスケットボール選手として活躍したいと思い東海大で続けようと思いました。


去年のインカレ後のオフシーズンはどのように過ごしましたか?

杉本:インカレ後はテスト期間だったため、勉強に励みました。後は実家に帰りましたね。成人式でした!

菅原:俺も成人式だったわ!

全員:お~おめでとう笑 

松脇:インカレ終わった後は、怪我をしていたので全くバスケットボールはしなかったですね・・・。実は3×3のアジア大会から怪我をしていたので、リーグ・インカレは我慢してました。

杉本:松脇さんは頑張っていたんです!

菅原:インカレ後はテストがあったのでテスト勉強して、その後帰省してリフレッシュしました。筑波に帰ってきたら基礎練習をメインに取り組みました。

山﨑:慶應義塾大は11月にリーグ戦が終わり、2、3ヶ月間くらいは全体練習はなく、個人練習をしながら就職活動に励みました。

平岩:インカレ後は、すぐアルバルク東京に合流してからチームに戻り練習試合を行いました。他の選手たちはラン・ウエイトトレーニングなどを行っていたと思います。

宇留島:プロチームとプレイする中で何か感じたことはありますか?

平岩:プロの選手としての自覚や責任を実感し、選手としての在り方や自分の役割を果たせるよう努力しているチームであると感じ、とても勉強になりました。

全員:さすがだな~!!!


ライバルはいますか?

松脇:同じポジションは全員ライバルです!マッチアップしたら絶対止めようって気持ちで戦っています。

菅原:山﨑 純さんですね。負けたくないです笑

山﨑:笑笑


尊敬している選手は?

菅原:山﨑 純さん。これは本当にガチです!

杉本:暉、高校の時から言ってるよね。

菅原:人としてもだし、ストイックなところが尊敬しています!

山﨑:嬉しいですね!僕は二人の兄を尊敬してます。バスケットボールを始めたきっかけも兄ですが、将来海外で働きたいという夢も兄の影響ですね。基本的に今までの進路を決める際は、兄に必ず相談してました。

杉本:俺は松脇さんです!松脇さんは現在、日本大のキャプテンをやっていますが、オンオフの切り替えがしっかりしている先輩であることや、勝負強さもあるので尊敬しています!

平岩:エルトラックの鈴木良和さんです。2018年の代表合宿でお会いしてから、指導方針に共感しました。


今シーズンの目標は?(個人)

杉本:ガード以外のポジションを挑戦してみようと思います!

松脇:最後なので個人賞を何か一つ取りたいなと思います。

菅原:上級生になったので、リーダーシップを発揮できるように頑張ります。

山﨑:バスケットボールは学生で最後なので、本当に悔いなく努めたいと思います。

平岩:Bリーグにいく準備をしっかりすることと、ワールドカップがあるので少しでも絡めたらいいなと思います。

※写真提供:魁生佳余子(BOJ)


今シーズンの目標は?(チーム)

松脇・杉本:昨年のメンバーと変わらないので、昨年のインカレ3位以上の成績を残していきたいと思います。

菅原:4冠です!

山﨑:春シーズンが早慶戦勝利、秋シーズンは1部復帰とインカレ出場です!

平岩:インカレ優勝とAll Japan予選でBリーグのチームを倒すことです。


自分のチームメイトの中でトーナメント注目してほしい選手

平岩:#5山本です。

代表合宿で抜けてた際に、大きく成長した選手です!チーム1の高さがあり、頼れるセンターだと思います。

山﨑:#5髙田です。

185cmながらもオールラウンダーであるため、ミスマッチを活かして勝ち上がりたいと思います。

菅原:#13二上です。 

2番ポジションとして大きく成長した選手だと思います。

松脇:#13駒沢です。

190cmくらいでありながらも、ガードとしてチームに貢献して本当にうまいです。

杉本:#99原です。

ケイタの控えで出場することが多いですが、とても頼もしい選手です。


今大会この5名の選手に注目です!

彼らのプレイをぜひ会場でご観戦ください。

#GWは大学バスケ で呟こう!!


#スプリングトーナメント

#大学バスケ

#KCBF

Writer
宇留島 萌(ウルシマ モエ)

おすすめのコラム・動画